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「VSほうれんそう」品質向上へ日々努力 – 土づくりに微生物活用

宮城県・佐藤信行さん

■仙北市西木地域特産のホウレンソウ。山あいの農地にビニールハウスが広がり、農家50戸が生産に取り組む。JA秋田おばこ仙北エリア園芸協議会のホウレンソウ部会長を務める佐藤信行さんもその一人。15年前に栽培を始め、150平方メートルのハウス13種で栽培している。(中略)

■最も重視するのが土づくりだ。土壌の中の有害な雑菌の発生を抑える「VS菌」と呼ばれる微生物を活用する。付加価値の高い野菜を作ろうと西木地域で10年ほど前に取り組みが始まり、現在は15戸が「VSホウレンソウ」の名称でJA秋田おばこを通じて出荷。甘みが強く、あくが少ないのが特徴で、通常品に比べ2割ほど高値で販売している。

■もみ殻と米ぬかにVS菌を混ぜ合わせて発酵させ、40日ほど寝かせて作った堆肥をハウスに入れる。堆肥のほか、菜種の絞りかすや米ぬかで作る自家製の肥料にもVS菌を使用。「VS菌の効果で雑草が少なくなり、農薬使用を抑えることができる」と話す。(以下略)

(2013年10月30日付「秋田さきがけ」より)

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