使用事例
■白絹病や菌核病等、土壌病害の8割以上がカビの仲間であるため、拮抗する微生物の存在が重要です。
作物の連作と根圏の微生物フローラ
■弊社ではネギの連作障害対策として、千葉県長生改良普及所の協力を得て2005(平成17)年から2015(平成27)年にかけて、病害に対する試験を実施してきました。以下にその結果をご紹介します。
使用方法 (10aあたり)
小菌核腐敗病:試験結果
平成17年「小菌核腐敗病試験」(調査月日12/16)
項目 | 処理区 | 無処理区 |
調査畝長 | 21m | 22m |
小菌核腐敗症発生 | 0本 | 12本 |
平成18年「小菌核腐敗病試験」(調査月日1/12)
区 制 | 調査本数 | 小菌核腐敗病 | 発病率 | 備 考 |
無施用区 | 267本 | 74本 | 27.7% | ゴマ全て発生 芯抽出1本 |
施 用 区 | 139本 | 8本 | 5.8% | ゴマ1本 |
黒腐菌核病:試験結果
平成26年「黒腐菌核病試験」(調査月日3/3)
区制(反復) | 調査本数 | 罹病本数 | 罹病率 |
対象区 (燻炭のみ) |
129本 | 23本 | 17.8% |
試験区 (燻炭+VS資材) |
122本 | 4本 | 3.3% |
平成27年「黒腐菌核病試験」(調査月日3/26)
試験区 | 生存本数 | 罹病本数 | 発生率 |
①堆肥のみ【対照区】 | 20本 | 13本 | 65% |
②VSトリコ+堆肥 | 32本 | 9本 | 28% |
③VSトリコのみ | 38本 | 9本 | 24% |
※罹病本数、罹病発生率は、試験区①(対照区)で最も多かった。
※生存本数は、試験区③が最多、試験区①が最少となった。
対照区 VS:1回施用区 VS:2回施用区
■黄色枠内が罹病株(調査時:2015年3月26日 千葉県長生改良普及課)