チンゲン菜(新潟県・長谷川農園)

モミガラを原材料とした堆肥作りで、
環境循環型農業を始めて30年

 

根が土をガッチリ掴んでいます

完成した堆肥用の施設。長谷川さんの考える堆肥の重要性が伝わってきます

団粒構造のお手本のような土

 
 

この堆肥の山は、ほんの一部に過ぎません

甘い、滋味豊かなチンゲン菜

 
 

■新潟市西区の長谷川農園では、モミガラを原材料とした堆肥作りにより、環境循環型農業を始めて30年になります。 ■年間30t/10a以上の自家製モミガラ堆肥を施設に投入し、土壌消毒をまったく行わずに年間9回転以上の栽培を行い続けています。 ■連作障害回避以上に年々土壌の団粒化・物理性が向上し栽培が容易になり、なおかつ品質は向上し続けています。 ■また、モミガラ堆肥はイチゴ、トマト、花卉などさまざまな農業経営者の方々に栽培技術の底上げになる資材として評価され、継続投入していただいております。 ■我が家では育苗時にくん炭の代わりに使用したり、2005(平成17)年度からは水田での利用も開始しています。イネの生育促進という成果も出ています。 ■現代の農業には問題が山積みです。農業の根底である土壌を見つめ直し、今できる最善の方法で失われたものを補い、改善し、消費者に本物を示すことにより未来が切り開かれるのではないかと考えております。(長谷川農園一同)

長谷川農園
住  所 新潟県新潟市西区小平方127-1
施設園芸 52.8a (チンゲンサイ、サラダ菜周年栽培、年間9回転以上)
水  田 390a (コシヒカリ)
育苗施設 3.3a
堆肥舎 2.1a
作業 30坪
「農業共済新聞」(2006年11月1週号)
 
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